ストレスニキビはなぜ治らない?
ストレスニキビがなかなか治らないとお困りの方、多いですよね。
ストレスニキビはどちらかと言うと、お仕事や家事にお忙しくしておられる方に多く見受けられるそうですが、
やっぱりそれだけストレスも、過剰にかかっていることの現れだと思います。
ところで、どうしてストレスニキビはなかなか治らないのか? ストレスを感じ続けているうちは、ストレスニキビは治ることはないのか? そこら辺を心配されている方も多いことと思いますが、
ストレスニキビが治らないのは、その治し方に原因があるのかもしれません。ストレスニキビの本質を探って、正しいケアの方法を考えてみませんか?
ストレスニキビが治らないのは、その治し方に問題あり?
自分のニキビがストレスにあると分かった時点で、皆さんはどのような行動に出られるか? 一番多いのが、
ニキビ改善、あるいはニキビケアの商品を買って使ってみる
ですよね?そしてそれと並行するカタチで行う作業として、ストレスを解消させる、アロマやストレッチ、入浴療法などを研究して、ストレスの軽減を目指されることと思います。
はっきり言ってストレスニキビって「大人ニキビ」の範疇ですから、全てのニキビケア製品がその改善に役立つかどうかは、やっぱり内容を見て判断する必要があります。
また、それらのニキビケア製品を使ってみて、一時的にニキビ菌が排除され、ニキビによる炎症が治まったとしても、ストレスニキビの根本原因を失くしてあげないことには、またストレスによって皮脂が増えたり、角質が厚くなったり、肌が乾燥したりして、あらたなニキビが出来てしまうだけなんです。
では、ストレスニキビの根本原因とはいったい何か?
その答えを得るには、ストレスになって起こるカラダのいろいろな不具合を見て行く必要があります。
ここからはちょっと難しい話になりますが、どうかお付き合い下さいませ。
ヒトのカラダは強いストレスを感じると、脳の視床下部の機能に乱れが生じます。脳の視床下部というところは、ヒトの脳の中でもかなり重要な役割を担っている部分で、視床下部は自律神経系のコントロールを行う中枢の役割を担っている他、内分泌機能(ホルモン)もコントロールしています。
なので、視床下部の機能に一旦乱れが生じると、ホルモンの分泌バランス、女性なら女性ホルモンの分泌バランスに大きな乱れが生じてしまうんです。
では、女性ホルモンの分泌のバランスが乱れるとどうなるのか?
女性ホルモンには、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の二つのホルモンがあって、その役割は;
- エストロゲン … 女性の美しさを受け持つホルモン。肌の美しさや胸のラインを形成など、女性の若々しさを保ってくれます。
- プロゲステロン … 女性にしかできない重要な仕事、妊娠と出産に関する働きを受け持つホルモンです。
この二つのホルモンがバランスよく分泌されていれば良いのですが、このバランスが崩れてしまうと…
- エストロゲンの減少 … 肌が乾燥しがちになる。肌のターンオーバーが乱れる。
- プロゲステロンの増加 … 皮脂の分泌が促進される。
このような不具合が生じてしまうことになります。
そしてここからがニキビの話で、
- 乾燥した肌 … 肌表面の角質が厚くなり、毛穴を塞いで皮脂が詰まる → ニキビの原因
- ターンオーバーが乱れる … 古い角質が肌表面に溜まり、毛穴を塞ぎ、皮脂が詰まる → ニキビの原因
- 皮脂の分泌が過剰になる … 皮脂が大好きなニキビ菌の繁殖を促す → ニキビの原因
というわけで、女性ホルモンのホルモンバランスが乱れると、ニキビの原因がこれだけ増えてしまいますので、ニキビになりやすい肌環境は整ってしまうわけです。
すなわち、ストレスニキビの根本原因は、女性ホルモンのホルモンバランスの乱れだということになるのです。
なので、ストレスニキビがどうしても治らないとおっしゃる方は一度、女性ホルモンのホルモンバランスの乱れについて、ケア方法を考えてみてはいかがでしょうか?
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いずれにしても、できてしまったニキビだけをいくらケアしたところで、その根本原因をケアしていかないと、結局、「ストレスニキビは治らない」 という堂々巡りに迷い込んでしまいます。
ストレスを軽減させる知恵も大切ですが、責任あるお仕事や、手の抜けない家事などでお忙しくされておられる方のストレスは、そう簡単には解消されないのも事実ですから、そうなれば、ホルモンバランスをいかに整えていくかということが、ストレスニキビを退治する、一番の近道だと思います。